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06/11/16
2.ラッキカード入れてみましょう
栗ちゃん
そういう目の前で殻を脱いでくれるようなことが、
何度も体験としてあったので。
逆に言うと、振り返った時に
「喜んでもらえたのってどんなときだったんだろうね」
っていうのを自分の中でピックアップすると、
あの人があの時こんな顔してくれたな、とか。

そんなのを拾っていくと、明らかに、
「税務を“本業”と仮定した場合の
“本業以外の部分”が喜んでくれた
場合だったんだなー」
っていうのが自分の体験の中からわかったので。

じゃあ、税務はもちろんやるよ、しっかりとね。
でも、それ以外の部分をもっと
膨らますべきなんじゃないの?
喜んでくれる顔が見たいオレなんだから。
少なくとも、オレはそこでいきたいな、と。
かわけん
なるほどね。

栗ちゃん
お客さんも喜んでくれるし、
オレもそれを見て嬉しいし。
「ああ、これが一番いいや」って。

しかも、これは業界として
あんまりイイ事じゃないんだど、
そこにはあまり力を入れてないんだよね、
我々の業界は。

どうも同業者の話を聞いてると、
税務の話が30分~1時間あったとしたら、
それが終わって
「ところでさぁ、こういうのってどうなのかな?
何か、(いいアドバイスが)ない?」
って言われると、
まぁ、そうハッキリとは言わないにしても
「僕は税務の仕事で来てるんで、
それはコンサルの人に聞いてくださいよ」とか
「わかりません」とか。

それはいいんだよ、わかりませんは本音だと思うけど。
でもその後で調べてみるとか、
そういう部分は、どうも無いらしいんだな。
かわけん
イメージから想像すると、ホントそうだよね。
栗ちゃん
そう。「来ました、こんにちはー」って言って、
雑談もそこそこに、いきなり紙を広げて
「先月はこうこうだったんですけれども・・・
こうこうこうですね。
以上、今月の報告終わります」と。
極端に言うとそんな感じで。
もうちょっと言えば、「ところでさぁ」って
言う隙すら与えないような。
言われないようにしてるみたいな(笑)
ところがあるらしいと。
かわけん
うん。
栗ちゃん
残念ながら、オレは同業の人のそういう姿を
見ることはないので。
お客さんからそういことをよく聞いたり、
ちょっとしたところで見かけたりとかね。
そうなんだーと思って。
だったら、「そこのところは“アリ”だろう」
って思ったのね。

これは、ホームページの『食玩』ってところにも
繋がってくるんだけど、
お菓子はお菓子ですごく美味しいものが
しっかりドーンって入ってるんだけど、
でも結構それの「オマケ」の方を
すごく楽しみにされてたりなんかして。

で、最初は「オマケ」だったんだけど、
「そんなに喜んでくれるんだったら
もうちょっと大きくしましょう」とか、
「2個付けましょう」とか。
「たまにラッキカード入れてみましょうか」とか。
でも、「お菓子」を無くしちゃうと
変なことになっちゃう。
かわけん
そうだね。
栗ちゃん
この話になると更に発展しちゃうんだけど、
結構大事な意味で、
コストとか信頼という意味で、
オレはここは“アリ”だと思ってるのね。
かわけん
ここっていうと?
栗ちゃん
「税務」っていう「お菓子」の部分があって、
そこで月何万円の契約が発生していて、
そこに足を運ぶ分の交通費とか、移動する手間と、
向こうに1時間滞在しますっていう時間と、
帰りに1時間掛かって、
その3時間を全部見積もった上で、
月5万円なら5万円、3万円なら3万円っていう
契約をするわけじゃん。

そのセットの中に、10分、20分、30分と
オマケで「ところでさ」っていう話が出る分には、
こっちだってあくまで「ついで」だから。
じゃあそこに、今日はこんな話したから
3千円とか5千円とかっていうのは、
普通もらえません、と。

じゃあコンサルの人が、その話だけをしに行ったら、
「また交通費掛かっちゃうの?手間掛かっちゃうの?」
っていうので、そこはねー、税理士っていうのは、
そこに乗せやすいのかな、プラスαとして。
そのプラスαが本業になってる人達は、
そこにまた交通費が掛かっちゃう。

あとは、変な付き合い方してなければ、
お客さんと1ヶ月に1回とか3ヶ月に1回とか
最低でも年に1回は会っているので、
それなりの信頼感があるっていう。
少なくても知らない人じゃないんだよね、
オレ達とお客さんは。

その人達が言う言葉だったら、
「まあ信用してもいいかな」とか。
あと「こいつにだったら、初対面じゃないから、
初対面の人よりは聞きやすいかな」とか。
そういう土壌みたいなものがあると思うので。

中小企業の人ってやっぱりそうそう
ウハウハ(儲かってる)って人はいないので、
そこもプラスαとして乗っけやすいかなって。
でも、「ウチのプラスαは結構スゴイですよ」
っていうのが出来たらいいなーというので。

だから、何が“普通”かわからないけれど、
「税務やってること」が“普通”なんであれば、
その“普通”だけではお客さんは
喜んでくれないんじゃないの?っていう。
かわけん
なるほどね。 そういった方向で行きたいと思って開業して、2年?
栗ちゃん
うん。(開業したのが)4月23日なんで、
2年4ヶ月とか。
かわけん
2年4ヶ月進んできて、そういう思いを持ちながら、
“普通”の仕事だけじゃなくて
“ちょっとプラスした何か”っていう部分・・・
それで動き始めているものとか、
これからやってみたい事っていうのはあったりするの?
栗ちゃん
なかなか時間はかかったけども。
まぁ、形になっている部分だったら、
先月から川口で『ちょいマー会』っていう
名前の勉強会を始めてみたりとか。

わかりやすいのだと、そのへんかなぁ。
あとは、うまく形に説明できないような、
お客さんのところに行って話をするときに
「なるべくこんな話題をしてみようか」とか
「話に乗るようにしてみようか」とか
「お客さんに役立つ情報をなるべく仕入れようか」とか、
そういう地道な目に見えにくい部分を
ずっとしてきたけれど。

目に見える部分では、それ(ちょいマー会)を
立ち上げて始めたっていうのが、とりあえずかなぁ。
内容とかを良くして、
どんどんお客さんが参加しやすいように、
参加して楽しかったなぁと
言ってもらえるようになると、一番いいんだけどね。



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