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07/09/25
3.夜逃げ
山口さん
景気のいい時って、

すごい、
活気があったんだよね。


でも、ちょっとなにか、

ぴゅっと、
冷たい風が吹くと、


やっぱ、バタバタっと、
もう、目の前をね。

自分の親も、
払いのことを、
心配したときとかね。

借金取りとか、

そういうの見るじゃん。


子供の時から。




商店街出ても、

あそこ潰れちゃった。
とか、

夜逃げしちゃった。
とか、

心中があったとかね。


あちこち出てきたときも、
あるわけですよね。



そういう人たちに、

ご飯、食べさしてもらったり、

叩かれたりとかね、

名前呼ばれてね。



あんな優しい人たちが、
何でこんな目に、
あってんのかなーなんて、


ずっと、
子供の時、思ってたよ。
栗ちゃん
子供の時だから、

近所のおっちゃんが、
お菓子食べなとか、


そういう、
人間としては、同じ人が、

仕事レベルのとこいくと、

それこそ、
借金取りにあったり、
山口さん
そういうことなんだよね。
栗ちゃん
それを子供の目で、

リアルに見てる。
山口さん
それで見て、
なんだろうなって。


辛い、悲しい顔、
してるわけじゃない。

あんな優しい人たちが。


なんだろうな?
って思ってたね。

IMG_2222.jpgnandaarouna.jpg


ずっと。



もっと、
ショックだったのがね、


小学校。

小学校の校区ってのは、
そういう中小企業の親の子供なの。

同級生みんなが。


100人くらい、
3クラスあったんだけど、

そこに夏休みとか、
顕著だったんだけど、

終わるじゃん。
長い、夏休み。



終わってから、

久しぶりに友達に会える。
っと思って行ったら、


クラスの中の一人、二人、
いないんだよね。


で、どうした?

って言ったら、


転校したって。


なんで?
っつったら・・・。



まあ、
夜逃げだよね。

いわゆるね。

そんな感じでやってるから、

また、寂しいなっていう、
そんな感じだから、

そういうのが、
ずーっと、溜まってたね。
栗ちゃん
子供の時の体験だから、
ものすごい。


今だったらね、

それも仕事だったら、

ある程度、
納得させれたりするけど。



子供の感性に、それは・・・。
山口さん
かなり、
刷り込まれた感じがあるね。
栗ちゃん
相当ね。
山口さん
そうなんだよね。

そのあと、
中学や高校行くと、
いろんなテレビとか新聞とか。

まあ、新聞は読まないけど、

友達の話とか、
ちょっと上の人たちの話の中で、

商売とか経営とかね、

何かルールみたいなのがあって、

お金のやりくりとかね。


商売とか経営とか、
ビジネスに関する情報って、
入ってくるじゃない。


そうすると、

あーそうか。
こういう世界があるのか、

って思いだしたのね。


お金が払えなくて、
IMG_2203.jpgokanegaharaenakute.jpg


夜逃げしてしまったりとか、
首吊りしてしまった人たち。

もうちょっと、
こういうことを、
しっかりとやれてたら、

そうはならずに、
済んだんじゃないかなって、

漠然と、
そんな感じはしてきたんだよね。

学校は、

経営学部っていうところで、



たまたま、

そこしかとってくれなかった、
っていうのもあるけど。(笑)
栗ちゃん
知らんですけど。(笑)

そうとしましょう。
山口さん
経営学部に入ったら、
商売の基礎を、

全部、
教えてくれる学部だったのね。

中小企業論とか。



あんまり勉強しなかったけど、


試験前に、

勉強するじゃない。
栗ちゃん
しますね。

試験前はね。
山口さん
あーなるほどな。
と思って。

こういうような、
数字の裏とか表があんのか、
とか。

だんだんとね、

自分が、
何かできるとしたら、


そういうことを、
知らないで、

ああなっちゃって、
いたらなかった人たちのために、

何か、
伝えられる仕事をしたいなぁ。
なんて、思ったのが、


学生の時でしたね。

だから、
そっから、もう、

切っては切れない関係みたいな。
栗ちゃん
ずーっと、流れていて、

学生の時に、
それがちょっと頭をもたげて。



そのあとでも、

就職をします。
山口さん
しました。

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